この物語に終わりはない
旧ユーゴスラビアの混乱をユーモアを交えて描く。
みんなが歌って踊って楽しく生きられたら幸せなのに。
元々多民族、多宗教、多言語の連合で、世界史でヨーロッパの火薬庫と習ったバルカン半島。
愛する祖国を失う辛さは。今もその悲劇は世界中で起きている。クストリッツァ監督からのメッセージ。（監督自身はプーチン支持したりいろいろ物議を醸してはいるけれど、それもNATOがコソボ空爆したからなので、争いは因縁しか生まないのだろう）
昔、親がニュースを見ながら『チトー大統領が生きていたら」と言っていたこともあり、チトー大統領は立派な政治家だと刷り込まれているのだが、
葬儀に弔問した顔ぶれが凄い。
実際、チトー亡き後ユーゴスラビアは内紛の時代に入る。
多民族、多言語、多宗教、共存するには寛容と尊重なんだろう。
以前鑑賞した時のような心の動きがなくなってしまったのは何故なんだろう。歳をとったから？
