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アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家のmuscleのレビュー・感想・評価

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ジェレミー・トーマスプロデュースらしい文芸映画。鏡面と木漏れ日と水面と炎と。席が悪かったのもあるし6K上映できない環境なのが悪いけど、視差弱めでスタジオ内がかなり暗め。3DBlu-ray化されるか、6K環境で見たら変わりそう。でもマチエールを触れるような優しい立体感でじっくり見せてくれて満足。逆パースっぽい箱庭効果をヴェンダースは上手く3Dで使いがち。今回はブノワデビエじゃないけれど、飛び出る系じゃない3Dの大家になってる。

どっちかといえばヘルツォークの洞窟壁画3Dとかヴァチカン美術館みたいなのかなって思ったら終盤の怒涛の再現パートに驚かされた。出演してるのはヴェンダースの孫?息子?
パーフェクトデイズの奥さんといい家族総出で映画作ってるのね。
この企画通るならホックニー3Dとか見たい。倒錯してるけど。
ベルリン・天使の詩3Dにしたいってヴェンダース昔言ってたけど、まだワンチャンありそう。
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