このレビューはネタバレを含みます
日本のアニメで慣れているためフランスのアニメーションは1色で人を表せることに感心した。線は何枚も繋げることで人の形や建物を認識させるのが興味深い。
幼かったリンダは覚えていなくて、でもきちんと記憶の闇には仕舞ってあった。幼いリンダが泣いた時のように、天井から漏れた水が頬をつたって思い出すという流れが素敵だと思った。お父さんのシーンも例えこれがリンダの妄想だとしても見守ってくれているという安心感と暖かさを感じた。
お母さんも娘の願いを叶えてあげたくて必死だったんだなと、姉には同情を覚えるが何だかホッコリしたお話だった。