ボギーパパ

サンクスギビングのボギーパパのレビュー・感想・評価

サンクスギビング(2023年製作の映画)
3.8
劇場2024-03 シネクイント   5600

久しぶりのイーライ・ロス監督作品。
『デス・ウイッシュ』も好きだったけど、何と言っても『グリーンインフェルノ』『ホステル』といったゴア系ジャンル映画にどうしても期待してしまう。

さて本作、、、
毎年11月第4木曜日がサンクスギビングデー
=感謝祭。マサチューセッツ州プリマスに起源があるといわれる。この植民地初代知事がジョン・カーヴァーであり、祭り当日はこのお面を被りパレードに参加する人も多いそうな。
日本人である当方にとってはあまり縁の無いものであったが、この土地・祭りを題材にしたもの。

昨今はこの祭りからクリスマスまで商戦が繰り広げられ過熱しているそうだが、本作では過熱しすぎて一部客が暴動化してしまい、ショッピングセンターで死亡者含む犠牲者を出してしまう惨事が起こる。

その1年後、この惨事に関与したとされる人々が惨殺される事件が、、、という展開。
この点から推測するにジェイソンや、フレディのような化物系ではなく、怨恨を下にした人間系の殺人事件であることが推察できた。

そしてこの手の映画ではお約束的に登場する、スクールカースト上位でパリピな男女高校生グループが中心(まぁ典型的なスポーツ馬鹿タイプに加えキュートなブロンド含む女子たち)に狙われ、狩られていくわけだが、本作は主人公ジェシカの家業が事件現場のSC経営であり、父母、父の愛人?なのか一癖も二癖もありそうな人もいる。また暴動を煽った側や、暴徒を鎮圧できず逃げ出した奴もいて、狙われるべきターゲットはめちゃくちゃ多い。
一方、このポイントを逆から眺めてみると、怪しいヤツもめちゃくちゃ多いということ。

この伏線が実はしっかりと、そして複数張られれているため、この隘路に嵌まれーーーっと誘い込まれる。匠の技!

ヤられ方、その順番など詳細は省くが、ゴア描写は流石、第一人者としての面目躍如といったところ。
うっ!ひっ!っと会場からも当方からも声が漏れてしまう程。

一つだけ注文をつけるとすれば、ヤった人を並べるのであれば、その意味付けが欲しかった。
サンクスギビングだけにメインにはしっかり意味を含めて,ゴア度も究極であったが、付け合わせや食前酒にも「何故」の説明があればなお良かったものと考える。

ともあれ、このジャンル映画としてはスピード、ストーリー、ゴア度等々、一線級の作品であるのは間違いない!頭を空っぽにして楽しめる作品でした。
そしてアレが出てきてないですよね〜、、、
続編ありそうですね〜(^^)楽しみです。



ヒロイン=ジェシカを演じたネル・ヴェルラークさん。好きです🩷
というか,イーライ・ロス監督の映画に必ず出てくる系の顔立!監督はこの手のお顔がお好みなんでしょうね。
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