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異人たちのにのレビュー・感想・評価

異人たち(2023年製作の映画)
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痛みと喜びの反復にクラクラしながら観てた。死んだ両親が亡くなった当時の80年代の装いで、中年の主人公より少し若めなのがより切ない...。情緒たっぷりな画と繊細な演技で、近しい人に言える孤独や寂しさが画面を貫通してきて、ずっと鈍器で殴られてるかのようだった。すごい作品だった!

4人劇・7割型部屋で会話してるだけなのに、ダレないし飽きないし、トリップ体験もできる。たくさんの感情を受け取れる喜びが画面にあった。カメラポジションは基本バストより上で、顔をずっと見つめてるんだけど繊細な味わいがず〜っと続くので、瞬きも見逃せなかった。余韻がすごい。
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