ヘビィ・メタルから発生したラウド・ロックと呼ばれるジャンルのバンド「Pay money To my Pain」のドキュメンタリ。
まったく知らなかったし、作品中でも「売れてはいない」と言っている。
109シネマズ名古屋に行くとき、よく隣のZepp Nagoyaに行列ができてるけど、たぶんこういうバンドがやってるんだと分かったので良しとしよう。映画としてはイマイチ。
森進一の息子もこういうジャンルのミュージシャンとして出てくる。早逝したボーカルと仲良しだったらしい。

今日の試写会はPay money To my Pain 16年の軌跡を追ったドキュメンタリー『SUNRISE TO SUNSET』。

実は配給さんからこの映画の試写のご案内をいただいた時、私が見てレヴューしていいんだろうかと逡巡した。それは、この映画を見るまでPay money To my Pain を知らなかったから。PTPの活動期間である2004〜2012の間、妻が癌で闘病し、続けて私も大病を患い映画からも音楽からも遠ざかっていた時代だったからだ。

でも、試写を見て感じてることは

「すっごい引き込まれた！」
「魂が揺さぶられた！」

若きKの熱量！　荒削りで、魂を削りながらシャウトする姿のカッコよさ。反比例するナイーヴさ。

メンバーのインタビューから伝わる、KへのリスペクトやKと夢を掴むまでの日々。

メンバーのPABLO、T$UYO$HI、JIN、ZAXに加えて、Dragon AshのKj、ONE OK ROCKのTaka、RIZEのJESSE、MY FIRST STORYのHiroなど大物ミュージシャンが多数出演！

2012年12月30日、ボーカル K が急逝した後のメンバーの悲痛な心と、亡きKへの思い。

そしてラストは“coldrain”からの熱烈なオファーを受けて実現した“BLARE FEST.2020”での“Pay money To my Pain”LIVEパフォーマンスが全編ノーカットで初公開される！　これ見てると涙出てくるわ。

「先日試写会で
あの日の何ともいえない空気感のLIVEを
スクリーンで爆音で聴いた
これは家では体験できないわ…

家のモニターでも
移動中のスマホの画面でもなく
映画館の劇場で
確かにそこにあった俺達の日々を
体感してほしい」by T$UYO$HI

その通りなんで、

全ラウドロックファン待望のドキュメンタリー映画『SUNRISE TO SUNSET』。ぜひ劇場で体感してください！

PTPが奏でる音、そして天国にいるKの歌声を映画館という場所で聴くことができて本当に良かった。