あんじょーら

Saltburnのあんじょーらのレビュー・感想・評価

Saltburn(2023年製作の映画)
3.0
エメラルド・フェネル監督    MGM     Amazonprime



2024年公開映画/2024年に観た映画  目標 36/100です。 現在は0/7


あの名作「Promising Young Woman」の監督エメラルド・フェネルの新作がAmazonprimeに配信で観れるなんて!劇場で観たいのに!という気持ちを抑えて、観ました・・・えっと、一気に観るべき作品なんですけれど、すみません、3回も視聴を止め、数日開けないと、再び視聴する勇気が出なかったです・・・結構衝撃的。


オリバー(バリー・キョウガン という表記、読み方がワカラナイのでBarry Keoghan)はオックスフォード大学に入学するのですが、全く大学生活になじめません・・・そんなある日、自転車で・・・というのが冒頭です。


完全に円環構造作品ですし、信頼出来ない語り手作品とも言えます。


とにかく、コテンラジオでも学びましたが、イギリスは階級社会で、緩やかな革命の為に貴族、が残っています。これは王様とかキングとかではなく、貴族が存在する珍しい社会。そして階級社会の習わしが今でも存在するわけです。


その完全に貴族の社会である人間と、一般の人間の関係性モノとも言えます。


それにしても、凄く、ああ、私はこういうのが嫌なんだ、と思える描写が3回あり、耐えられなくなって視聴を止める、という映画館ではアリエナイ、配信ならではの行為をしてしまいました・・・基本的に止めたくないのですが、耐えられなかったです・・・


そして、そういう自分の中の生理的嫌悪について考えさせられた作品。


ちょっと、どういう作品なのか?よく分からないのですが、結構ショッキングな作品。


役者さんはどなたも凄いのですが、とにかく、Barry Keoghanが凄すぎる。怪演、と言えると思いますけれど、凄く自然。

それと、Jacob Elordi初めて観ましたが、佇まいが紳士的で、どう遊んでいようとも、紳士に見えるって結構凄いと思います。まさに上流階級の人に見える。

あと、Rosamund Pikeがヤバい。本当になんというか、ヤバい。


あ、みんな大好きマクラビン!が映画内であります!!ココ重要。


不思議な映画、未体験を求めている人に、オススメします。