アイアンクローのゆうこのレビュー・感想・評価

プロレスに愛のない監督だったらもっとあの父親やプロレスの存在を悪く描いたんじゃないだろうか。
プロレスは人を楽しませるエンタメなので、父の言う「つよい」は必要条件だけど、楽屋に血塗れになりながら入ってきたあの王者が持っていたものが絶対条件であり、息子たちに本当に教えなければなかったものだろう。

自分が成し得なかったことを子供に引き継ぐ物語は多々あり、成功すれば美談になるところが厄介だなと思う。

本人の了承もなく素養のないマイキーにレスラーになるよう強いたあの父親絶許なんだから！！！