うーん。
ベストセラー作家の東野圭吾原作の映画化作品です。
劇団「水滸」に所属する若手の劇団員、男女6人と外部の劇団員一人。
次回作の最終オーディションの舞台は人里離れた瀟洒な別荘。
劇団の主宰、本郷からの指令が下る。
滞在期間は4日。
外は大雪。
外部への接触も不可能。
勿論、携帯も使えない。
そのシチュエーションの中で起きる連続殺人。
期限内に、犯人を見つけ出した者が次回作の主演を勝ち取る事が出来る。
台本もシナリオも無いまま、滞在する7人。
そんな中、ある殺人事件が起き・・・。
確かに設定自体は中々上手く出来ていると思います。
この密室(設定上)の中で起きた殺人は果たして真実なのか?
果たしてオーディション上の演技なのか?
そこに鑑賞者も推理、推測する事が出来ます。
個性的な6人の劇団員。
彼らに憧れる役者の卵。
以前からある確執や、まぁよくある、昔に主役を取られた的な過去とか。
しかし何か刺さるものが無かったです。
セリフも演技も演出も。
せっかく劇団員のオーディションという設定なんだから、もっとオーバーなくらいの派手さがあっても良かった気がしました。
その方が動機とかオチなんかも、もっとグッとくるものがあった気がします。
若手実力派の役者さんが沢山出演しているのに、なんか惜しいなぁ。
という思いが否めない作品でした。