マイノリティ

ある閉ざされた雪の山荘でのマイノリティのレビュー・感想・評価

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)
3.0
うーん。

ベストセラー作家の東野圭吾原作の映画化作品です。

劇団「水滸」に所属する若手の劇団員、男女6人と外部の劇団員一人。

次回作の最終オーディションの舞台は人里離れた瀟洒な別荘。

劇団の主宰、本郷からの指令が下る。


滞在期間は4日。
外は大雪。
外部への接触も不可能。
勿論、携帯も使えない。

そのシチュエーションの中で起きる連続殺人。

期限内に、犯人を見つけ出した者が次回作の主演を勝ち取る事が出来る。

台本もシナリオも無いまま、滞在する7人。

そんな中、ある殺人事件が起き・・・。


確かに設定自体は中々上手く出来ていると思います。

この密室(設定上)の中で起きた殺人は果たして真実なのか?
果たしてオーディション上の演技なのか?

そこに鑑賞者も推理、推測する事が出来ます。

個性的な6人の劇団員。
彼らに憧れる役者の卵。

以前からある確執や、まぁよくある、昔に主役を取られた的な過去とか。

しかし何か刺さるものが無かったです。

セリフも演技も演出も。

せっかく劇団員のオーディションという設定なんだから、もっとオーバーなくらいの派手さがあっても良かった気がしました。

その方が動機とかオチなんかも、もっとグッとくるものがあった気がします。

若手実力派の役者さんが沢山出演しているのに、なんか惜しいなぁ。

という思いが否めない作品でした。