濱口竜介監督最新作「悪は存在しない」を観てきた。
「ドライブ・マイ・カー」でカンヌで脚本賞、アカデミー賞国際長編映画賞他を受賞した監督の最新作だが上映館少なすぎ。都内で渋谷と下北沢でしかやってない。まぁそれは置いといて。
自然に囲まれた山村で巧は幼い娘と慎ましい生活を送っていた。そんなある日、近くでグランピング施設を建設する計画が持ち上がる。やがて計画を進める企業による地元住民への説明会が開催されるのだが…
不穏な空気感と印象深い音楽が全体を支配し意も知れぬトーンに釘付けになった。有名な俳優は一切出てこないがそれは雑音となるのだろう。そしてラストの解釈、タイトルの意味…ずっと考えたがいまだによく解らない。自然と人間のバランスをとったのか。いやそんな事で？いや解らない。う〜む、私の思考では辿り着けないのが悔しい。
ちなみにエンドロールはわずか45秒という…
それはそうとGW中、「インフィニティ・プール」「マンティコア／怪物」「悪は存在しない」と三作連続して其々独特で不穏な映画を観たわけだが“バランス”が大事なので次はゴジラxコングにするか←
