市子のCAOLYのネタバレレビュー・内容・結末

ひたすら胸が痛くなる。杉咲花さんは水みたいな人で、本人は無色透明なのに圧倒的存在感があって何者にでもなれるような。悪人にも善人にも見える、可愛らしさも狂気も備えていて恐ろしかった。常に緊張感があるのに今ある幸せを感じられる不思議な作品だった。

追記
北くんは犯罪者でいることに疲れてしまって一緒に自殺したのかとミスリードしていたけど、俺にしか守れないっていう意思は揺らがないか。やり取りがあって俺がやるしかないと思ったんだね。そんなことしないかもしれない、と市子を信じてしまったし、そうも見えてしまう二面性を持たせた杉咲花すごくないか。

あと月子を殺すシーンは回想っていう意見を読んだんだけど、月子が小さいのは筋ジストロフィーだから成長が遅いんじゃないかな、母の回想の途中でもあるし。