私はプロレスに全く興味がない。
私の時代はプロレスは深夜にやっていた、ゴールデンタイムでやったのを見たのは橋本vs小川ぐらい。
しかしこの作品はめちゃくちゃ面白かった。
ドキュメンタリー的なものは興味がないと飛ばし飛ばしで見るのがほぼな私が1時間47分きっちり全部見た。
他の方が書かれている通り、猪木好き、プロレス好きからすれば内容は薄いのかもしれない。
しかしこの作品はマニア向けに作られたものではなく、猪木を知らない人にも向けられたものなのではないか?
その辺の調整は難しい、これがアントニオ猪木を知る足掛かりになるのかもしれない、好きになるきっかけになるかもしれない。
そう思うと簡単に酷評はできないと思う。
プロレスラーとして、タレントとして、政治家として、事業家として、カッコ良さもバカバカしさも、興味がない私ですら猪木を知っているしなんなら人として好きだった。
アントニオ猪木、彼はもはや「プロレスの」だけでなく「日本の」歴史の一つ。