りん

プリシラのりんのレビュー・感想・評価

プリシラ(2023年製作の映画)
-
相変わらず孤独だった。
『ヴァージン・スーサイズ』から(実質的には『ゾイのいない人生』からか…)ずっと、"女の子" たちは孤独で狭い世界に閉じ込められていて、だけど、それでもずっとそこから抜け出したくないような柔らかいあたたかさがあって。

意志とは関係なく、すごいスピードで大人になっていくような、だからキラキラな淡い色も光もマカロン色もなく、最後プリシラはどうなるんだろう、と思いながら観ていたけれど、寂しく思いつつも、ちゃんとそこから抜け出せて、よかったんだろうなぁと思う。

ソフィア・コッポラにずっと憧れ続けながら、世界や自分自身の変化を感じながら新しい映画を観続けることができて、幸せだと思う。
りん

りん