グシケン

ダンサー イン Parisのグシケンのレビュー・感想・評価

ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)
3.6
本作は、怪我でバレエダンサーとして生きる人生を諦めて別の人生を模索する話というより、怪我で絶望したことをきっかけに第二の人生を生きる可能性と勇気を得る話というのが正しい解釈なんじゃないかと思った。つまり、とってもポジティブな話ということ。
エリーズが驚異的な回復を経てバレエに復帰できることが見込まれたにもかかわらず、コンテンポラリーダンサーとしての人生を選択したことがその証左ではないかと思う。
普通に面白かったんだけど、できれば中途半端な恋愛要素で話にスパイスを加えるのではなく、バレエ一筋だったエリーズがコンテンポラリーダンスに惹かれていく過程をもっと丁寧に描いてほしかった。
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