電話を取り継ぐときは保留にしよう。相手の立場や状況に応じて配慮が必要って話。
在日という存在をあんな風に差別意識で見たことがない分、唐突な物事の転換には置いてかれた気分もしたが、主人公たち2人の擬似デートシーンは羨ましく感じた。
ってかもうずっと佐藤玲ちゃんが可愛くて。それだけでも観に行く価値ありましたよ。
ムスッとした顔がすごく良かったですね。
たぶん内田佑季監督は佐藤玲ちゃんがどうやったら可愛くなるかを全部わかってやってるんでしょう。そう思わざるを得ないぐらい全部可愛かったですね。
あと電話保留にしないシーン続けるのは笑いました。これは観た人にしか伝わらないでしょう。
とはいえ、映画全体としては微妙でしたね。
なんというかひと昔前のカラオケのPVみたいな撮影・映像でしたし、そういう演技プランだったのかもしれませんが、舞台演技のように大袈裟リアクションが目につきました。
脚本はなかなか良かったと思うんだけどなぁ。
なんだか噛み合わせが悪かった感じがします。
まぁ厳しいこと言いましたが、内田佑季監督の長編デビュー作と見れば十分に及第点と言える内容だったと思います。
デートのシーンは何度でも観たい。
そう考えれば印象的なシーンが撮れているだけでも凄いんじゃないかと思いましたね。
〈キャスト〉
浜田真紀(佐藤玲)
新井国秀(飛葉大樹)
イ・ソジュン(幕雄仁)
ムン・スヨン(鈴木秀人)
市原うい(三原羽衣)
設楽正一(菅田俊)
