助ベージュ

変な家の助ベージュのレビュー・感想・評価

変な家(2024年製作の映画)
3.2
色々色々色々言いたい事はありますが、清濁"全部ひっくるめて"
「映画版」でした。

僕の知識が正しければ、
YouTuber作家「雨穴」さんの「YouTube動画」を原作とし、それを「触り(冒頭)」とし「小説」化。
今回はその「小説」の「映画」化。
他にも未修ではあるものも「漫画版」もある。
恐らく雨穴さんが直接関わってるのは「動画」と「小説」。


その「動画『変な家』」をはじめとしたYouTube動画や、小説『変な家』『変な絵』『変な家2』を読み、
その「小説」を原作として観た立場としては、
「うわ!実写化だ!👍」
「何でそう改変するかなぁ…👎」
「過剰演出👎」「佐藤二朗の栗原さんめっちゃ良かった👍≫≫≫が細部の改変・解釈不一致がちょっと👎」
「勝手ながら【俺が面白くしてやるよ精神】を感じる…👎」
「アイナ・ジ・エンドだぁ!!(主題歌)👍👍👍」等色々複雑な心境で、激しい±。時間差でジワジワちょい−。
コレで「駄作じゃねぇか!!」だったらヤな話簡単だったんだろうけど…

「改変」それ自体をファン(原作小説厨)目線で頭ごなしに否定しちゃうと、これまでの他のエンタメ、
散々他人事的肯定的に見てた「漫画実写版」や、
原作魔改造ド傑作ホラー映画『リング』もただ事じゃなくなるから、細部は「映画版」として納得しよう。

ただ逆に、それこそ「他の作品」にも言える残念点、
(特に邦画の)YouTuber描写どうにかならん?マナー・モラル壊滅で被害者仕草多くない?(今作に限らず)
特にこの作品に至っては、原作者「雨穴」さん自身が「YouTuber」で、雨穴さん御本人と映画版の雨宮のクリエイター性が違い過ぎて。

『変な家』は筆者と栗原さんのお互い"礼儀正しく"坦々とした独特の"距離感"のやり取り、
はじめは「素人目にも何か違和感…」からの、建築とミステリーに明るい"栗原さんによる好奇心からの「あくまで妄想ですけど」ノリノリ"飛躍名推理、
静かながらもジワジワ輪郭を現す違和感、明かされる度に次々浮いてくる謎や闇……
が魅力と感じてるんだけど…ちょっとね…(比べると)(過剰と脇甘)(ラストオチもソレはムリ)

「原作あり映画」を自分でもビックリするぐらい
めちゃくちゃ(ファン)当事者性を持って味わいました。
助ベージュ

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