ヒカル

ボトムス ~最底で最強?な私たち~のヒカルのレビュー・感想・評価

3.5
レズビアンの女子高生2人が主人公でブックスマートを下品にした様なR18青春コメディ。昨夏にアメリカで小規模公開ながら少しヒットし、🍅で批評家90観客89と高めながら日本では劇場公開されずにアマプラで2023年11月から配信されました。(アマゾンが買収したMGMが配給の為)

映画館で観る程の価値は無いと思いますが、アマプラでしたらほぼ無料なので普通に楽しめました。コメディは少なくなってますので、ある意味貴重な作品かと思います。原題でもあるBOTTOMSは最底辺の意味で、主人公2人は本当にブサイクで取り柄も無いのですが、嘘を重ねて謎にサクセスしていきます。

お話としては普通でしたが、哲学ギャングスタみたいな顧問の先生、たまに大声でキチガイの様にわめく顔は可愛い歯を矯正中の女の子、戯画化された学園のヒーローのアメフト部エースとその取り巻き、メンター的な謎のおばさんなど魅力的な濃いキャラが楽しませてくれます。

不満点は格闘シーンが多めですが、女子部員が成長し強くなってる感が皆無なところで、そこはふざけずに真面目に描写してほしかったです。中盤で懐かしのtotal eclipse of the heart - Bonnie Tylerが流れるシーンが本作のピークかと思いますが、上記の理由で後半は私にはイマイチでした。ただ、91分でサクッと観れますので、悪くないですよ。
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