うさどん

戦場のアリアのうさどんのレビュー・感想・評価

戦場のアリア(2005年製作の映画)
3.1
本日の巣ごもり鑑賞。
第一次世界大戦時、クリスマス・イブの英、仏・独軍の休戦実話をもとにしたフィクション。
休戦で一旦平和な状態となり、戦争のことを忘れ、安心と喜びと敵への友情に身を浸してしまった各国部隊は、戦争遂行と勝利を目指す軍首脳からは脅威とみなされ、部隊の強制解散や危険な最前線への送り込みなど、悲劇を予感させるエンディングとなっている。
束の間休戦して皆ハッピー、で終わらせないのは良かったが、もう少し先、それぞれのその後まで描かれると現代の『メリー・クリスマス』の意味が深掘りできたのではと思えた。