RYUYA

ペルリンプスと秘密の森のRYUYAのレビュー・感想・評価

ペルリンプスと秘密の森(2022年製作の映画)
3.5
友だちのオススメで知り、鑑賞。顔に変な模様つけたクマとキツネが森を冒険する物語。に終わらないのがミソ。時世にフィットした深い映画でした。

OPが最高。シンプルなアイデアだけど、『エンターザボイド』や『アフターヤン』に匹敵する激ヤバOPだと思う。仙台封切り初週にも関わらず、なぜか朝一の回のみの上映だったので、いつもより早起きして眠い目を擦りながら席についたけど、開始数秒で脳が覚醒。80分と、尺も最高です。ドラッグムービーみたいな色彩感覚、素敵でした。

ただ、登場人物がさすがに少なすぎたのと、イラレで作ったみたいな輪郭線のない作画が個人的にあまり好みではなかった、というのが正直なとこです。こういう暗喩的で哲学的な物語は、モーショングラフィックスのような人工的なアプローチでなく、滲むような手描きで感じたかった...。
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