エストニアの作品。監督はまだ長編二作目のようだ。エストニア国内の映画賞で女優賞を受賞している。
設定は面白いのにあまりにも映画としてブサイク。今年のラインナップで一番期待していただけに残念。
仕事を全てやってくれるというエストニアに伝わる人造人間Krattをめぐる騒動を描くコメディホラー。
おばあちゃんの家、郡知事、環境活動家、Krattの書かれた本を探す謎の男、この四つの視点から描かれるのだが、さばききれていない。ガチャガチャした構成で話があちこちに飛び訳が分からない。
音楽の使い方が陳腐というかうるさいというか…音量がまずバカでかい。コメディシーンで流す音楽にセンスがなく、ここは音楽いらなくない?というシーンがほとんど。
ただなんだかテンションは高く、おばあちゃん役の方の怪演はすごい。おならでロケット発射していくのとかは笑った。
ところどころ笑ったけどかなりブサイクな映画。普通につまらない。