ヤマギワ

BAD LANDS バッド・ランズのヤマギワのレビュー・感想・評価

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)
3.4
2023年97本目(劇場85本目)

監督のとにかくアングラ的なものへの憧れ、というかフェチがすごく、そこにノレるかどうかで作品の評価は変わりそう。個人的には半々で、オレオレ詐欺のディテールを描く部分には感心したけど、半グレまわりの演出や投資家?のようわからん性癖にタロットカードの説明を掛け合わせてるあたりは、ちょっとキツい。遠藤さくら、山田涼介の演技に助けられてる部分が大きいと思う。遠藤さくらの演技が裏社会の中で、清濁併せ持ったキャラとして生き抜いていく姿を魅力的にみせていた。山田涼介も少し頭のネジが外れつつ、チャーミングさもある人物を演じていて好感が持てる。
ラストの結末も含めて、明暗を分けたのは人を想って動けるかということか。
ヤマギワ

ヤマギワ