きょん

シチリア・サマーのきょんのネタバレレビュー・内容・結末

シチリア・サマー(2022年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

それぞれの生活からの幸せな日々だったのに…(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

1980年代のイタリアも自由ではない時代だったのだ。ここ最近、LGBTQ系の作品が多い気がする、と言うか今年は何本か観ている。そしてこの作品は実話が基である。

ニーノ役のガブリエーレ・ピッツーロとジャンニ役のサムエーレ・セグレートのおふたりが初々しくてでも自然な演技で観ていてとてもほほえましたかった( ´ ▽ ` )16歳と17歳☆彡これからの活躍が楽しみ。

ニーノは両親や伯父さんに愛され、のびのびと育ってきた。かたやジャンニは児童養護施設から実の母の元で暮らしているが継父はジャンニには愛情がなく、厳しいばっかり。美しいジャンニは近所のカフェの連中にもからかわれたりイタズラされそうになったりしている。そんなふたりがある事故で出会う。

ポスターになっているシーンはジャンニがニーノを熱く見つめるシーン。とてもドキドキした。無邪気な2人はまわりを気にせず仲睦まじく…

ニーノの父親は花火師で、ニーノも手伝っている。家業でお祖父さんから花火師で、熱く花火について語るニーノはとても魅力的な少年。かたやジャンニはきれいな顔だけど身長も高くないけれどとてもがっしりとした体をしていて男らしい。そしてとても真面目。

ふたりの決断、実行の後のことを考えるととてもつらい。ニーノの家族はみんなニーノをとても愛していたし、ジャンニのお母さんも形は歪だけどとても息子を愛していた。そして継父も実は悪いばかりの人でもなさそう。家族は悲しみに打ちひしがれたことだろう。まだ16歳と17歳なのに。

話は全く変わるがひどい喘息なのにタバコをやめないお父さんも心配(−_−;)

パンフレットも読み応えがあった。

そして何に1番驚いたって、最近の映画で観るお父さんお母さんは私より若いことが多くなってきた(・_・;もちろん子供の歳次第だけれども。私も歳だな。
きょん

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