哀れなるものたちの一夏のネタバレレビュー・内容・結末

感想難しい

心地が良かった。
また観たい。

ベラが「知りたい」「解放されたい」という欲望のままにめちゃくちゃするの、凄く救われる。
自由を追い求めるベラに踊らされる周りの哀れさ、滑稽さ。
知識を手に入れて賢くなっていくベラに男が難色を示すの、キモくてわろうた。
自分の身体も魂も、自分のものなんだよね。誰の領域でもない。



自由とか解放って、つまるところ何なのか、現実に生きること自体が縛りではないのかってなるが、
ただ、ベラが全方面の欲に正直でオープンに生きてくれてるだけで、ベラはベラのものなのだと、光を感じることもできて。

終わり方はちょっと皮肉だなと思いつつ。



悪い子バビーという映画を前に観たことがあるけど、設定としては大体同じだった。
けどやはり、女の形であることはそれだけで圧倒的に違う点なのだと。
現代へのカウンターパンチほんと助かりますね。