最初はインモラルでグロテスクなものを押し付ける映画かと思うが、手のかかる女に狂う二枚目の男とか、インテリ黒人を「世の痛みに耐えられない少年」と言い表わすセンスの良さがあったから楽しく見られました。
あとカエルを潰して遊んでた少女が倫理を持ってゴッドに怒りを持つことができる、成長だよね。
しかもその怒りを爆発させることなく
「私は生が好きだから、移植については怒っていない、しかし私を欺き罠に嵌めたことに腹を立てている！」
なんて理性的なんでしょう。
とはいえ終始ベラは衝動的で破滅的だけど、それは実験をせずにはいられない聡さからくるものなのかもな。
あと深い愛情というのは静かだな。ベラといるときの彼はとても穏やかだったな。
