相原

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。の相原のレビュー・感想・評価

3.5
個人的に、恋愛要素よりも戦争要素の方が強かったところが良かった。
主人公の百合(福原遥)が少し考えなしで余計な発言をすることが多くてハラハラしたが、ちょくちょく泣かされた。悲しいシーンで流れる音楽が良かった。
戦争孤児の男の子が、百合に親は?と訊かれて説明していくシーンで、「お母さんは、服に火がついて、消そうとしたっ、けど…」と、どんどん思い出して悲しくなって泣いていく、というのがめちゃくちゃ演技上手くてリアルで、悲しくなった。
百合のお母さん(中嶋朋子)が、基本怒らなくて驚いた。私だったら、言い合いになって夜中に出ていった娘が帰ってきたらちょっと怒る。
石丸(伊藤健太郎)が空気読めないようでめちゃくちゃ読めて優しくて、かっこよかった。
友達に誘われて、普段はあまり観ない感じだなと思いながら観に行ったのだが、良かった。主題歌の「想望」が個人的に好き。
相原

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