ぞしま

瞳をとじてのぞしまのレビュー・感想・評価

瞳をとじて(2023年製作の映画)
4.3
どこかで見た言い回しがすりこまれてるのかもしれないのだが、確かに、映画の魔法が宿っていると信じられるような作品だったように思う。
そういう意味で、冒頭に一番感動しワクワクし観ていた。なんかタブッキの『イザベルに』みたいだな、たまらないな、とか。

記憶喪失者の話はどうしてもモディリアーノを思い出させてしまい、何回もモディリアーノがチラついていたが、こういう自分の脳内の安易な反応はどうなんだろうか。

おそらく1年半ぶりに劇場で映画を観ることが出来て、それがエリセの新作でひたすらに幸福だった。

まなざしという語がやたら言い回されている批評空間(?)には個人的には少し辟易。
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