TAICHI

瞳をとじてのTAICHIのレビュー・感想・評価

瞳をとじて(2023年製作の映画)
4.9
ビクトルエリセ、最新作。
みつばちのささやきはずっと気になっていて、新作がやるということで視聴。

映画とは何なのか、まじまじと考えさせられる映画でした。

内容はとても不思議で、ジャンルが分からず観ていてふわふわした感じでしたが、それが心地よく、3時間も苦ではなかった。

色々な考察や説明を見ると、まなざしというのがテーマであり、我々視聴者へ何かを直接的に語りかけているような感覚。

あなたにとっての結末であったり、感じ方はそれぞれ違うが、映画とは何かを感じて何かを得る行為であり、普遍的なもである。

この映画の魅せ方は美しく観ていて飽きない。映画というものの素晴らしさを核心を突きつつ、我々に委ねてくれる優しい世界でした。

不思議な感覚。良い体験だった。
別れのまなざしではないと思いたい。
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