にっきい

毒舌弁護人〜正義への戦い〜のにっきいのレビュー・感想・評価

3.3
後輩女性弁護士はお尻がデカい(痩せてます)。

ネットで上映作品チェックしてて見つけた映画。
韓国の映画だと思ってたら香港映画でした。

自分には実力が有るからクズには媚びない、って話し。
タイトルからコメディだと思ってたんですが、割と真面目な法廷劇でした。
法廷劇大好きなので嬉しい誤算。
主人公は自分には絶対の自信をもってるからクズに媚びるのが馬鹿らしくて、結局何処に行っても出世出来ないベテラン弁護士。
いつも軽口をたたいて適当に調査して適当に裁判しても勝てると思ってる。
毒舌ってほど口悪くは無かったけど。
そんな弁護士が再起をかけて臨んだのが娘の虐待を疑われてる母親の裁判。
調査の時の聴き込みでは皆母親が犯人では無いと言ってるのに、証人として証言すると全員が母親が不利になるような事を言う。
結局裁判中に娘は死亡、母親は傷害致死で実刑を受ける事に。
母親を助けられなかった罪の意識から真剣に裁判に取組むようになる王道展開。
2年かかってやっと再審請求が通ったけど、事件の鍵を握ってるのは香港有数の名家。
ありとあらゆる手段で母親を犯人にしようとしてくる。
口封じのために傷害致死ではなく殺人罪にしようとしてくる。
更に直接裁判で闘う相手の検事も不正を一切許さない堅物。
一般の人より弁護士や検事など法律の専門家が登場人物の殆どを占めてるので、論戦がとてもスリリング。
香港の裁判は日本と違い陪審員制度。
なので陪審員を如何に納得させるかだから、裁判が劇場型。
もう一つ日本と違ったのは判事も検事も弁護士も法衣を着てカツラをかぶってる事。
イギリスの議会とかで見る白髪のくるくるヘアーのやつ。
細かい所では法廷の被告人席が日本を含め殆どの国が裁判官(判事)と正対するのに対して、香港は入ってすぐの壁際、しかも鉄格子で区切られてる。
刑務所の面会室は日本のようにガラスで区切られてなくテーブルの置いてある部屋に一緒に入る。
国によって色んなやり方が有るのを知れたし、裁判シーンは緊張感あって楽しかったなかなかの良作でした。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2023年10月28日
鑑賞回:13:40〜16:00
劇場名:シネマート心斎橋
座席情報:劇場② I-8
上映方式:2D 字幕
レーティング:G
上映時間:133分
備考:TCG会員(1400円)
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