中学生の時以来の視聴。
死の危険を感じたとき人はどうなるか、あらゆるパターンが登場する。
誇りを保てる人もいれば、パニックで『蜘蛛の糸』的な人間の浅ましさが露出する人も。
大勢いるなかでも自分の場合の生存率はどうなのか正しく見極められたら良いなと思った。全力で頑張れば可能性があるのか、ここで愛する人と二人きりで最期を迎えるのか、など。
沈んだあと、寒さと絶望でか声も出せずなかなか笛も吹けないシーンが良いなと思った。
地獄絵図となるわけだが、今回観た限りそれほど凄惨な印象や重く胸に残るようなことはなくアクション映画といった感じで気軽に観れた。
体を使ったサバイバルなので、ジャックが庶民の出である必要性があったのかなと感じた。お互い貴族だったら更に生存率が下がっていただろう。事故が起こる前に仲良くなりローズの色々なタガを外していく作業も後から考えると重要だった。
子どもの頃観たときはローズの良さが理解できなかったけど、今見ると当たり前だがすごい美しさ。顔に気品と秘めたるパッションがあり、若くて何も分からないというよりは強い自分の意思があるという印象を持つ。
おばあちゃんローズも知性をたたえつつチャーミングで魅力的。
ほかの見どころは、斧チャレンジ、水に潜るとき一緒に息止めちゃう、ペンダントのゆくえ、など。
