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ハロルド・フライのまさかの旅立ちのnoborushのレビュー・感想・評価

3.5
The Unlikely Pilgrimage of Harold Fry 2023年作品
7/10
ヘッティ・マクドナルド監督
レイチェル・ジョイス脚本原作
ジム・ブロードベント ペネロープ・ウィルトン アール・ケーブ
リンダ・バセット ダニエル・フログソン
老人ハロルド・フライ(ブロードベント)の元にかつての仕事の同僚で仲の良かった女性(
バセット)から手紙が届く。大昔に去っていった彼女だったが、
ホスピスからのお別れの手紙だった。
返事を書いてポストに投函するつもりだったが、生きている彼女に会いたいという
気持ちから願掛けを込めて、自分の足でホスピスまでの500マイルを徒歩で
向かう。家に残された妻(ウィルトン)は気が気でない。
いままで大したことを成し遂げてこなかったフライはかつて薬物とアルコール依存の
息子(ケイヴ)を救えなかったことを回想する。
ブロードベントの熱演。行く先々でいろいろな人達との交流があり、ロードムービー
としても楽しめる。
また出番は多くないがアール・ケーブが素晴らしかった。
ニック・ケイヴの息子なわけだけれど、弟アーサーがLSDでの転落事故で
亡くなっていて、薬物中毒者を演じるのは辛かったのではないだろうか。
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