RYUYA

愛にイナズマのRYUYAのレビュー・感想・評価

愛にイナズマ(2023年製作の映画)
2.5
微熱くらいたまに出会う、全く肌に合わない映画だった。若手映画監督を主人公に、飛び降り自殺と野次馬、コロナとアベノマスク、役者の自死、映画界の理不尽とハラスメント、そして離反した家族の問題を描出...。大きいものから小さいものまで、とにかく現代にブチギレてる内容で、撮影・芝居・脚本をわざとらしいまでに荒くしてる感じ。松岡茉優も美しくないし、窪田正孝もカッコよくない。全部わざと。でフレコミで極め付けの「この出会い、一億ボルト」。やりまくってんなおい。たぶんこういうノリ、『愛のむきだし』とかで熱狂してた学生時分だったらたまんなかっただろうけど、今はキツい...。若手映画監督の「赤を入れたいんです!」「家族を撮りたいんです!」キツい...。めまい、吐き気、頭痛。ツムラ漢方の効くやつ欲しくなったわ。出てる役者さんが、見事に全員好きな方々だったのでなおキツかった...。全員して欲しくない芝居してた...。暑苦しいのなんの...。んで最後海行くやつすな...。はぁ...変わっちまったのは俺の感受性かもな...。

石井監督、めっちゃ良い映画撮るし他にいないくらい尖りまくってて好きだけど「あなた女優と結婚して別れてすぐまた若い女優とデキ婚したわよね」という心の声は消えてくれず。役者にツバ付けるポ○チン野郎が何を反逆児気取りで映画界批判してんだべ感が付きまとって邪魔だから、映画監督は作品の説得力を欠かぬ生き方を、時代的にもしなきゃなんだなと痛感。というただの嫉妬。
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