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メイ・ディセンバー ゆれる真実の作品紹介

メイ・ディセンバー ゆれる真実のあらすじ

全米に衝撃を与えた、実在の“メイ・ディセンバー事件”。当時 36 歳だった女性グレイシーは、アルバイト先で知り合った 13 歳の少年と情事におよび実刑となった。少年との子供を獄中で出産し、刑期を終えてふたりは結婚。その後夫婦は平穏な日々を送っていたが、事件の映画化が決定し、女優のエリザベス(ナタリー・ポートマン)が、映画のモデルになったグレイシー(ジュリアン・ムーア)とジョー(チャールズ・メルトン)を訪ねる。彼らと行動を共にし、調査する中で見え隠れする、あの時の真相と、現在の秘められた感情。そこにある“歪み”はやがてエリザベスをも変えていく......。 ≪よそ者であるエリザベスの憶測≫と≪当事者の意外な本心≫≪新たな証言≫すべてが絡み合い、観ている貴 方の真実もゆらぎ始める。

メイ・ディセンバー ゆれる真実の監督

メイ・ディセンバー ゆれる真実の出演者

原題
May December
公式サイト
https://happinet-phantom.com/maydecember/
製作年
2023年
製作国
アメリカ
上映時間
117分
ジャンル
サスペンス恋愛
配給会社
ハピネットファントム・スタジオ

『メイ・ディセンバー ゆれる真実』に投稿された感想・評価

Omizu

Omizuの感想・評価

4.5
【第81回ゴールデングローブ賞 コメディ・ミュージカル部門作品賞ノミネート】
『キャロル』トッド・ヘインズ監督の新作。カンヌ映画祭コンペに出品され、ゴールデングローブ賞では作品賞、主演女優賞(ナタリー・ポートマン)、助演男優賞(チャールズ・メルトン)、助演女優賞(ジュリアン・ムーア)の4部門にノミネートされた。

これは素晴らしかった。『キャロル』が人生ベストで偏愛しているトッド・ヘインズ監督の新作ということでかなり期待していたが、それを超えてくる傑作に仕上がっている。

アカデミー賞に向けてはBUZZが下降気味で候補入りは難しいかもしれない(どの部門も)が、少なくともジュリアン・ムーアだけは入ってほしい。欲を言えばチャールズ・メルトンも。

実際にあった事件を元にしており、映画のためにそのスキャンダルがあった年の離れた夫婦グレイシー(ジュリアン・ムーア)とジョー(チャールズ・メルトン)のもとに女優エリザベス(ナタリー・ポートマン)が訪れる。彼らに本当には何があったのか、彼らは心から愛し合っているのか、親子ほど年の離れた二人がどういう気持ちで夫婦として生きているのかを女優が探っていく。

いわゆるミステリー仕立てになっているものの、直接的な答えは結局分からないまま。余白を上手く残した非常に上手い演出。さすがトッド・ヘインズ。

ヘインズは往年のメロドラマ風演出が得意であるが、本作もクラシカルな音楽を含め一昔前のメロドラマのようなテイストで描かれている。

エリザベスは二人の関係を一応は分かったような気になるが、帰り際にグレイシーは全てを覆すようなある事実を告げる。ジュリアン・ムーアのあの表現!本当に素晴らしい俳優だ。彼女はアカデミー賞ノミネートされるべき。それくらいの名演をみせている。

ラストの「もう一度やらせて!」と言った後のポートマンの表情もいい。まるでグレイシーが乗り移ったような表情に一瞬なって終わる。

二人の女の同化という意味ではなるほどベルイマンの『ペルソナ』を引き合いに出すだけある。また、音楽の使い方はジョセフ・ロージー『恋』にインスパイアされているようだ。またこの音楽が素晴らしいんだ。

トッド・ヘインズならではのクラシカルな風格の漂う心理ドラマに魅せられる。主役の三人の演技合戦が本当に素晴らしい。ヘインズの世界で彼らが極上の演技を見せている。それだけでもう悶絶もの。

作品自体はアカデミー賞向きではないかもしれないが、この演技と演出力はもっと評価されるべき。不穏で適度に謎を残したミステリアスな傑作。さすがトッド・ヘインズ。
30代半ばの女性が13歳の少年をレイプし投獄されるも、出所後にそのまま結婚し20年以上家族として暮らしたという、信じ難くも実際にあった事件から着想を得たNETFLIXの映画。いやぁ、これは本当によくできている作品です。サイコパスを描いているという意味ではアマプラのSaltburnと同じなのですが、このサイコパスの描き方は本作の方が数段上です。

まず素晴らしいのは、この映画の独特な作風が単なる監督の趣味ではなく、きちんとした意味付けがされていることです。観たこともないこの不思議な作風、昼メロを連想させるコミカルなメロドラマと、社会派のドキュメンタリーのようなシリアスさが見事にミックスしています。これは、この事件自体が、我々部外者から見れば昼メロを観ているような面白可笑しい「ストーリー」であるのに対し、巻き込まれている当事者から見れば深刻な「現実」であるということを表現しています。この構図は、最近のジャニーズやお笑い芸人の件でも同じですよね...

レイプ事件の衝撃の逮捕と出所後のグレーシー(ジュリアン・ムーア)とジョー(チャールズ・メルトン)の結婚から20年以上の時が流れた2015年の春、二人の出会いからグレーシーの逮捕時の物語が映画化されることになり、グレーシーを演じる人気テレビ女優のエリザベス(ナタリー・ポートマン)は役作りのため彼らの自宅を訪れます。そこでは、夫婦とその子供たち、そして彼らの家族や近所の人々が何事もなかったように平穏な日々を送っていました。スキャンダラスなこの夫婦がこのコミュニティではごく普通の姿として受け入れられていることに衝撃を受けたエリザベスは、その真相を探るべく取材を重ねていく...

エリザベスの学者の親の専門である"文化相対主義(=ざっくり言うと、文化によって「普通」は異なるということ)"というのが、重要なキーワードになっています。グレーシーは、少女のような病的な純粋さでもって本気で子供同然のジョーを愛していて、さらに家族や近所の人々も彼女に普通に接していることから、この異常な夫婦関係が彼女の暮らす世界の中では認められていると感じ幸せに暮らしています。ところが、実際には周囲の人々はこの夫婦の子供たちのことを考えて普通に接していたに過ぎず、子供たちの大学進学での巣立ちのタイミングでその"文化相対主義"という幻想は崩れる。

グレーシーは間違いなく精神異常者なのですが、同時にとても気の毒な女性にも思えます。Saltburnでは主人公の異常性と彼に対する同情がどっちつかずな感じがしましたが、本作ではどちらもしっかり描かれていて、とてもよきでありました。

演技もみんなめちゃよかった😊賞レースでは、メインの3人が目立っていますが、個人的にはグレーシーと前夫の間の息子を演じたコーリー・マイケル・スミスが印象に残りました。女性陣の皆様はちょっとがっかり?チャールズ・メルトンのヌードシーンは本物ではなく被り物なのですが、なんとその被り物のためお手洗いを9時間我慢しなくてはならなかったそう... 役者さんも大変です😅
Lila

Lilaの感想・評価

3.1
アメリカのNetflixトップにいるので、ずっと気になってはいましたが、賞レースシーズンなので、もうついでに観てしまおう精神です。

基となった事件は、アメリカではかなり一世風靡したニュースでもあったので、どんな風に脚色してるかは楽しみでした。

実話は既婚で4人もの子持ちの35歳の女性教師が、小学6年生の男の子と関係性を持ち、出産して、接近禁止にも関わらず逢引き重ねて投獄され、また出産して、まさかの結婚までする、とんでもない話ですが…これが男女逆だったら、メディアもあんな取り上げ方しないだろうなーって思ったことを思い出しました。

映画のテンポや作り方、音楽の扱いや描写は、かなり癖があるので、私はそこまで好みではないですが、サイコパス感は出したかったのかな、と。変な作りが目立って、心情が掴みづらいのがネックでした。特にエリザベス。

ナタリー・ポートマンがキーラ・ナイトレイに見えるメイクで、最後までいまいちストンと来ませんでしたが、ジュリアン・ムーアは雰囲気があってましたね。ねっとーーーりした女性の雰囲気は出ていた気がします。でも、存在感薄め。

「これは物語じゃない、僕の人生だ」って言い切るところは、あのメディア加熱していたときに本当に思ったはずだな、と。

題材が特殊で、もっとやりようあるはずなのにと思ったことと、心情がついていきづらく、言葉の使い回しにそんな芸もないと思ってしまった方なので、これが脚本賞ノミネート!?本当に!?うーむ!!!っていう意見です。

誰かの考察解説動画でも観なきゃだわ。

追記:昼メロっぽいって感想を見て、それだわ!!と声が出ちゃいました。実際にあった話なのに昼メロテイストで仕上がってるのが違和感なんでしょうね。

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