このレビューはネタバレを含みます
影は重なったら濃くなるのか。
濃くならないとおかしいじゃないですか。
同じような毎日の繰り返しで、それが積み重なってもほとんど違いなんてないように見えるけど、そんなことはないんだと気づけた。
一見変わり映えのない日々も、日々の中で起こる小さな出来事や他者との重なりがあって、その瞬間だけの素敵な木漏れ日が生まれているんだなと。
そんなことを表現しているかのように、毎日の同じ行動を映像として違う切り取り方をしているのもすごいよかったなあ。
総じて、すごく心が綺麗になる映画だった。
It's a new dawn. It's a new day. It's a new life for me.
最後の役所広司の表情に胸を打たれました。