心地よい時間を過ごせた。
ただしCMとかMVみたいな感じがあって、なにかどこか物足りない気持ちもある。緻密な洞察をもって見ても奥にはなにもないよ、と制作関係者からいわれているような感覚がある。
例えば原作ありのサスペンスや社会派映画なら徐々に真相や核心部分に迫っていくわけだが、主要人物の過去に何か訳ありなのだとは描写されるものの、それがなんなのかは描かれない。
これはこういう映画としてよいのかもしれないけど、平山が夜寝ている間のモノトーン映像というか、過去何があったのかを示唆するヒントがもうちょいだけ欲しい気持ちがある。
いやまあ、でも、うん。
三浦友和も良かった。