このレビューはネタバレを含みます
圧倒的芸術作品だーーって映画
娯楽映画が好きだけど、
すごい刺激的な時間を過ごした
個人的にはバレエのくだり無くていいなと思ったけど。芸術性溢れる映画だった
小学生のキリエが空っぽの家を覗いて、どこに行くかと思ったら、教会で天を見つめ涙が1粒落ちるまでのショット
少女の瞳に吸い込まれてく感じがした
あの僅かだけどゆっくり流れる時間で、私の脳にはフルスピードで重なる自分の過去が鮮明に流れた
終盤イッコが刺されるショットの色が好き
あの柔らかい髪色に透き通った肌の色、真っ白な服が血で染まって。でもかすり傷だと足を止めないイッコは綺麗だった
ルカ(キリエ)の中で
キリエとイッコは生き続けるのかな
壊れた携帯でキリエに電話をかけていたように
返事のないイッコにも電話でたくさんお話するのかな
音楽は人の心を動かすんだ、って
キリエの歌にイッコの心は動かされて。
私が映像を創る理由も同じだったな
在り来りな言葉だけど、これが初っ端1番刺さった
