RYUYA

白鍵と黒鍵の間にのRYUYAのレビュー・感想・評価

白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)
3.5
ジャズの映画だけど思ったよりその要素は少なくて、声がいい俳優ばかり揃えた、声の映画だったなと。63年の暮れ、銀座、場末のキャバレーにて。アート映画と洋画かぶれの間に張られたロープを、ギリギリで渡り切り、終盤の突然の展開で「冨永昌敬という作家の映画」になんとか着地していた感じ。池松壮亮、森田剛、高橋和也...ほんと、好きな役者さんばっか出てて、それだけで充分なんだけどね。演奏中に会話するシーンがあったけど、言葉がまるでその曲の一部みたいな絶妙な間で入ってくるのが気持ちよかった。
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