乃

ミッシングの乃のレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
4.2
心を揺さぶられ続ける119分。
ドキュメンタリーを観ているような感覚。
心の掴まれ方がえぐくて没入感が半端なかった。


幾度となく酷い言葉を浴びせられて傷ついても、心砕かれるような地獄の底に叩きつけられても、そんな世の中に縋るしか方法がない。でも最後の、あの光は沙織里と豊にとってはもちろん、観ている側にとっても本当に救いの光だった。


上映前、石原さとみさんが最後に仰られていた "大袈裟ではなく本当に命懸けでこの作品に取り組んだ" という言葉。
観終わった後にはこの言葉に絶対納得できるし、全てが凝縮されているといっても過言ではないくらい、大きな気持ちが込められている作品だった。
乃