YUMUT

走れない人の走り方のYUMUTのネタバレレビュー・内容・結末

走れない人の走り方(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

19

ひと昔前の自主映画監督の葛藤と言う印象。
正直古いなとさえ思った。
キリコそんなとこで悩んでても日本映画
の藻屑になるだけだぞ。海だけに。
皆んな流されて大人に潰されていくんだ
そこじゃないよ、上を目指せキリコ、世界を見ろよキリコ、悩んでるとこが違うぞキリコと思いながら観てた。
正直、最後の喫煙所のシーン個人的に邦画として見るのであれば良いシーンで純粋に腑に落ちて気持ち良くもあるけど、あんなとこで良いって言うやつも大したことないとさえ思ってしまったし僕も映画を作ってる身としては高次元なとこで喧嘩したいんだよって。皆んなと。
まだキリコ小さいな可愛いなって思った。

空気感は好みだったシンプルさも良かった
ただシンプルだったからこその思い返せばツッコミたいところは考えれば考えるほど出てくるけど、
純粋に撮り方は好みだったから監督のオリジナルの長編が観たいなと思った。

メタとしてロードムービーで重要な車、移動する装置が作品と実世界と被ってのはシンプル良いなと思ったし、謎な台湾映画群像劇っぽさも。
ツァイの落日っぽさが小さい映画館の中で何となく伝わってきた。
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