2023年43本目の劇場鑑賞。
令和234本目の劇場鑑賞。
誘拐された娘の行方を追う刑事が、
謎めいた犯人に翻弄されながらも少しずつ真相に迫っていくさまを、
予測不能の展開で描き出していく。
邦題は“ドミノ”なんだけど、
原題は“HYPNOTIC”日本語で“催眠”と言う意味。
ベン・アフレック演じる刑事ダニー・ロークが、
誘拐された娘ミニーの行方を追う中、
銀行強盗を予告する匿名の通報を受け、
向かった現場で娘の失踪に関係していると思われる謎の男と遭遇する。
男を銀行の屋上まで追い詰めるも、
男の催眠術で不可解な現象に見舞われて取り逃してしまう。
謎の男を捕まえられるかというお話し。
本作は催眠術を使った内容で、
ケレン味たっぷりの騙し合いが二転三転する。
ベン・アフレックと観客までもが翻弄される。
圧倒的な催眠術が描かれるのだが、
女性に「今日は暑いですね」と声をかけるだけで、
女性は「暑い」と言いながら服を脱いでいく。
しかし、
全裸にはならずにノーおっぱいで終わるので、
圧倒的な催眠術なはずなのに、
肝心なところは役に立たない。
ロバート・ロドリゲス監督が、
構想20年という長い年月をかけて製作したらしいが、
実はこうでしたという事実が、
二転三転する後出しジャンケンのような感じで展開する。
構想20年だが94分で片付いてしまう潔さもロバート・ロドリゲス監督らしいが、
サクッと観れるのは良い点である。
キャスティングは、
ウィリアム・フィクトナーや、
ジャッキー・アール・ヘイリーを見れるのは嬉しい。
見所は“G”を踏んでしまうベン・アフレックかな。