79点（100点満点中）
〈脚本〉33/45点
“憑依”による痙攣や奇妙な行動は、明らかに“ドラッグ中毒”のメタファーであり、それを高校生がSNSで面白おかしく拡散する様は本作のドラッグ・SNS批判のメッセージを感じさせた。
母の死の真相、ライリーに誰が憑依し何が起こったのかなど、本作には多くの謎がありそれを追っていく楽しさはあったが、ラストで結局真相が解明されないため残念だった。
〈演出・撮影〉23/25点
オーストラリアのYouTuberが初監督したとのことだが、そうとは思えないほど撮り方や演出が上手かった。憑依されると大きくなる黒目、幽霊のおぞましい見た目、ライリーの自傷行為の痛々しさなど、ホラーとしてしっかり印象に残る怖いシーンが多かった。ラストの、主人公があっち側に回ってしまう演出も素晴らしい。
〈音楽〉7/10 点
〈演技・キャスティング〉8/10 点
憑依時の演技を皆イキイキとしていて良かった
〈印象〉8/10
真相がわからないモヤモヤ感はあるが、90分でサクッと観るホラーとしてはかなり完成度が高いと思う
