なんかもう少しひねりのある作品なのかと思ったら、(良くも悪くも)真っ向から悪魔祓いを描いた結構真面目な作品だった。
これ個人的な嗜好の話なんだけど、「悪魔」っていう存在に全然ノれないんだよな…。
やっぱJ-ホラーに親しんできた身としては、人格が強く見える存在ってその時点で怖くない。。
だって賛否は別として、「先方」の言い分が理解できるんだもん。
理解できない存在が怖いんであって、理解できるのであれば対処すれば良い。そういう意味で本作は私にとって少なくとも「ホラー」としては機能しなかった。
一方、本作におけるもう一方の側面、「悪魔祓いアクションバディもの」とでも呼ぶべきケレンの部分、ここはとても良かった。
まずもって、どうしても言及せざるを得ないラッセル・クラウ力(りょく)。
このキャラクターメイクの時点でなかなかに勝っている。スクーターみたいなんに載ってるの最高過ぎる。
加えて、バリ~~ン!とかガシャ~~ン!とかの効果音に満ちたド派手演出、我々観客を楽しませようとしてくれている姿勢が伝わってきて、非常に好印象だった。
ということで。
全体通してみると、誠実な「悪魔祓いエンタメ」作品の良作でした。