回想シーンでご飯3杯いける

ライ・レーンの回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

ライ・レーン(2023年製作の映画)
3.1
Filmarksで評価が高いようなので観た。Deisney+オリジナルのラブストーリー。舞台は南ロンドンで、制作はBBC。なんだか最近はBBC絡みの映画やドラマばかりを観ている気がする。

南ロンドンと言えば、ビートルズが屋上ライヴを遂行したあの街。というわけで、お洒落とアートの雰囲気が漂うロケーションの中で、変わり者アーティストの個展が開かれている会場から物語はスタート。たまたま隣の個室トイレに入った男女が、どちらも失恋直後という事で意気投合してからのワンナイト物(?)になっている。

映し出されるもの全てが超絶お洒落という訳じゃないけれど、2人のふざけ合う姿を通じて見ると、何だかとても美しく見えてしまう。男の方は実家暮らしだったり、背伸びし過ぎない現代っ子スタイルが、今の映画という感じで好印象だ。

2人の元カレと元カノ、更にはその新しいパートナーが総じてアホっぽい描き方なのはマイナス・ポイント。結局メインの2人が見る目なかったって事になってしまうし、元恋人を安っぽく見せてまで2人を持ち上げる必要のない映画だと思うんだけどな。元カレ、元カノも良い人だったけど、今夜の出会いにはそれ以上の価値があるかも、、、っていう風に思わせてほしかった。