トランスマスター

オクス駅お化けのトランスマスターのレビュー・感想・評価

オクス駅お化け(2022年製作の映画)
3.0
♯84 都市伝説の恐怖

舞台は韓国ソウルの地下鉄オクス駅
主人公はネットニュースの記者ナヨン。
廃駅となってしまったオクス駅の人身事故にまつわる怪談話をボーイフレンドのウウォンと取材するうちに子供の幽霊とその爪痕による怪事件が、頻発する。
被害者は必ず謎の数字を連呼して帰らぬ人となることが判明し、その真相を探るうちに触れてはならない大きな陰謀にたどり着くジャンプスケア多めのKホラー映画です。

◆良い点/注目ポイント
・ヴィランのネットニュースの社長が、嫌な奴なのでとても後味が良いです。
・スマホのカメラの顔を認識する四角とか、目の前にいるナヨンが、遠くから呼びかける地下鉄のシーンはマジで焦ります。
・日韓合作ホラーなのでアジア独特のジメジメしたテイストが、良かったです。さらに貞子の井戸が日本に対するリスペクトを象徴しています。

◆改善点
・お化けがCGなのでゲーム画面と同じで、リアリティが無くて残念。白塗りや特撮でアナログな方が、恐怖感が20%増量します。

◆総括
・欧米のホラーのように物理的に殺しにくるヴィランより、呪い的な心理攻撃が、我々農耕民族には合っています。

後半の謎解きパートからラストのキラーパスまで間延びすることなく決まりました。

-2024年84本目-