コロナでロックダウンしたロスにうんざりしたモラル終わってる配信者のアニーは、イギリスの友達（なの？）の家に転がり込んで傍若無人を繰り広げてたら、ホラーな目に遭い始めるし、生配信もされるけど、その状況に負けず劣らずアニーは人格終わってて、恐怖と最悪、どっちが強えか白黒つける話！
楽しみでしたね、同監督の「zoom」がかなり新感覚のホラーだったので。そしてこちらももちろん新感覚...というか世界観は割と見たことある奴でした。ただし、その中にホラー空間に似つかわしくない異物を入れたらどうなるか、という実験は見事。これ主役がアニーじゃなきゃ星はこの半分かもね。もう途中からかなり凄惨な現場なのにこいつのせいで笑えてしまって。憎まれっ子がガンガン世を憚るのが爽快。ホラーとしての緩急の付け方も上手かった。
ただ、ちょっと汚く、ひたすら下品な感じがちょっと見る人を選ぶかな。スタッフロールがなんだこれ、てなったんだけど意味が分かるとオシャレ、にしてもちょっと余計な感じがありました。監督これで映画作るの楽しいモードに入っただろうな。
