8000層の"イニョン"の中で巡り合う。
海外で爆ヒットしててずっと気になってた。
ようやく観れたけど、結論から言うと期待値上げすぎた。
映画の内容に入る前に施設に文句。なぜか席が動くような映画でもないのに、MX4Dの劇場だった。そこは良いんだけど、MX4Dで上映する訳じゃない映画をわざわざ上映したからこその弊害がありすぎて腹が立った。
本来であればシートが動く仕様になってるから、席が地面から少し浮いてるし、自分が行った劇場は席が4シート毎に1ブロックに区画化されていて、そのせいで隣の奴がほんの少し動くたびに尋常じゃないくらい振動が伝わってきて映画に全く集中できなかった。せめて通常作品を上映する時は何かしら動かないような対策をしないとダメだろ。
MX4Dで上映できる映画がない時にシアターを余らせないためとはいえ、これじゃあ知らない人は初見殺しで本当にただただ不愉快な思いをするだけだから一刻も早く対処すべき。
少なくとも自分は二度と行きたくないと思った。
おまけに客までクソ。上映中ずっと喋ってる奴いたし、遅れて入場して来てずっとふらふらしてるやつとかいてマジで腹が立った。障害を持っている方であれば、仕方がないし受け入れるけど、明らかに違ったし。
客層は劇場側にはコントロールしようのない部分だけど、今後二度とそこに行きたくなくなる程度には不愉快だった。
109しか勝たん。映画の評価には反映してないです。あくまでフラストレーションを吐き出したまで。許せん。
本題。めっちゃ良い映画なのにあと一歩が足りなかった。想像していた物語とそうかけ離れたものではなかったのに、思ったよりサラッとしすぎていて、もっと踏み込んで欲しかった。遠距離恋愛としてはなんら珍しい設定ではないから、目新しさ的な部分は特になし。終盤の3人の展開までがあっさりすぎた。
ただ、終始ニヤケが止まらなくなるような雰囲気の演出は完璧だった。
『エブエブ』の
"In another life, I would've really liked just doing laundry and taxes with you."
と似たようなこと言ってた。
仏教的な輪廻転生の死生観を中心に据えた恋愛映画。
バーのシーンが『恋する惑星』を想起させる。金城武とブリジット・リンのところ。
俺が思っていたよりも短くて
「え、そこで終わっちゃうの!?」ってなった。
少し気になったのは、夫さん12年も連れ添ってるのにガキみたいにずっと心配性なのがおかしい。心配する理由も分かるけど、12年も連れ添ってきた妻をあまりにも信用してなさすぎて、流石にそこはもう少し器の大きいところ見せろよと思ってしまった。
これは、俺がまだそこまで長きにわたる恋愛を経験してないから他人事として観れるからこそ生まれる感想なのかもしれないけど、にしてももっと男見せろよ。作家だからか、想像力が余りありすぎて変な想像が膨らんでしまったのか?
総じて、なんだか絶妙に踏み込みきれていない印象を受けた。少なくとも映像は最高なのに。色々と惜しい。本当最高に好きな部分はいっぱいあったのに。悔しすぎる。
来世に期待します。
ユ・テオかっこよかった。