ベニチオ・デル・トロが好きな人って多いよね。まあ、わたしもまあまあ好きですが、本作は、フォロワーさんのレビューで、相性が良さそうだったので、観てみました。
カメラの使い方はなんか良い。
映像がかっこいいし、ズームやら絞りやらを使って大いに遊んでます。
だから最初の方は、お⁈ええ感じやん…と引き込まれます。物語にいざなうという点ではよくできてます。
若い女性が殺された事件を追う刑事をデルトロが渋く演じている。いつの間にか増えた“蚊一匹くらいは隠れそうな”深〜いシワもいい。
一方、殺された女性の彼氏を演じているのが、ジャスティン・ティンバーレイク。久しぶりです。えっ…⁈ 老けたね。名前の響きが若いから、少しだけびっくりしました。
突然、起こった殺人事件
殺された不動産業の女性
事件を追う刑事が直面する闇
本作、伏線があちこちに散りばめられていたり、それをさりげなく匂わせたりして、鑑賞者を翻弄します。伏線の置き忘れ…?のようなところもあるのだけど、それもひっくるめて楽しむ作品かな。
マイケル・ピットは苦手な顔立ちだけど、本作の彼は、きったないジャンキーみたいな怪しさ満点の人物を好演してた。物語にもっと絡んで欲しかったかな。
警察の面々とか、強面の人が多いから、画面が重い。おまけに物語も入り組んでいて、終わったあとは、身体が冷えることを承知で、柚子ソーダみたいなのを飲んで爽やかな空気を取り込みたい気持ちになりました。リセット。
そんな濃い濃いな作品だったけれど、悪くなかったし、もう一回観たらおもしろいかも。手元にソーダ🍋用意して。
あと、「絶対、結婚しない!」って言ってたデルトロの相棒がイケメンでした♫