前作のゆるさとキレキレのアクションの組み合わせがそのまま引き継がれているのは良かった。それに加えて敵役の兄弟も非常に良かった。対決後のなんとも言えない連帯感と殺し屋としては当然の結末のギャップが悲壮感を漂わせており、終わり方も良かったと思う。
ただ前作と違う何か新しいものが加わった訳でなく、前作の良さをプッシュした結果、主人公ふたりの緩さが半ば戯画的になってくどく感じた。展開もそれを見せるための場面ばかりでテンポが悪く感じた。
次回作があるとしたらキャラの緩さは封印してもっとストーリー展開のあるテンポの早い作品を作って欲しい。
