えり子

丘の上の本屋さんのえり子のレビュー・感想・評価

丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)
4.1
気が早いけれど、今年観たなかで最も好きな映画ですね。
自分も本が好きだから、全編本の映画なので楽しかった。
出てくる人が本屋さんのリベロを始め、善人ばかりでよかった。
淡々とした展開だけど、少しも退屈しなかった。
リベロが少年に貸した本もみなよい。リベロイタリア語で自由の意味。
これらの本私も子供の頃読んだ。「アンクルトムの小屋」も小学生の時よんで感動したけれど、今アメリカでは黒人を奴隷とみなしているとのことで出版されていないのでは。
発禁本コーナーになんとホールの「さびしさの泉」があった。
とてもよく書かれた真面目な本なのに、今も発禁なのかしら。
ラストに涙が出ました。
そして監督の言葉らしい「本で囲まれた家で私を育ててくれた両親に捧ぐ」にもぐっときました。
えり子

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