アリーチェ・ロルヴァケル監督の作品。
この監督さんの『幸福なラザロ』が前からとても気になってる。
ある寒いクリスマス・イヴの日にカトリックの寄宿学校で起きたこと。
小さな女学生の無垢な瞳たち。
ちょっとファニーでかわいらしい物語。
みんなで歌うゴッブレードへの歌が可愛い。
優しくてセピアっぽい色味だったり、深い色味だったり、映像がとってもきれい。
キリストの降誕をお祈りするため天使のコスチュームを纏った女の子たちはほんとに天使みたいだった。
戦時中だからお金も食糧もほそぼそで、修道院長様はあれやこれややりくりしている。
修道院長様、煙突掃除工からこっそりケチって言われてるくらいに。
大きなズッパ・イングレーゼ。
それは信者(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)から送られた真っ赤に彩られたチョコレートケーキ。
(この信者さんもちょっとユーモラス)
このケーキをめぐる修道院長様との駆け引き。それに打ち勝っちゃうセラフィナちゃんがめちゃくちゃ可愛い。