先ず、作品が持つメッセージとしては近年のディズニーの"多様性と共生"をベースに今までのディズニー定番の"艱難辛苦を乗り越え恋愛"が乗って来ます。
木、炎、水、雲で構成される4つの"エレメント"は、まさしく現実世界の国籍、人種、言語、宗教と言った僕らの"要素"を現していて分断の時代の最も適切なメッセージです。
作品の完成度や映像美はとてつもなく高いのだけど、気になったのは、
"この夫婦の結婚後はどうなるのかな？"
と言う事です。エンバー側が何かにつけて着火してロマンチストで優しいウェイドは鬱憤を溜め込むんでしょうね笑。
一般的には、恋愛結婚の離婚率は3割程度、国際結婚の離婚率はもっと高く5割だそうです(お見合い結婚は1割)。
恋愛初期の気持ちの高まり、困難を乗り越えたエネルギーは結婚の推進力になるけれど、多くは語られていない統計的な事実が有ります。結局自分の属性に近い相手と結ばれた方が長い結婚生活と言う意味では良いのかもしれません。
そんな事を考えていると、この作品を純粋に楽しめるのは25歳位までかな、と思いました。
今年観た本数/目標(72/104[▲32,69.2%]/120[▲48,60.0%])
映画館で観た本数/目標(19/24[▲5,79.2%])
MW評論作(8/34[▲26/23.5%])
